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露出レポート その74 『狂う』 前回の撮影から十日後。札幌駅にて。 前回の撮影から今回の撮影の間まで、二人の間でちょっとした口論がありました。 何のための露出プレイなのか? この一点について。 元々露出プレイを通じてKT♀のマゾ性を開発するためだったはず。 そしてプレイを通じて、二人でドキドキ感を愉しんで、生活のための活性剤とするためだったはず。 そして何よりKT♀にとって私を喜ばせるため、私はKT♀を興奮させるためだったはず。 いつしか露出撮影はサイトを運営する事によって、ノルマ達成のためのようになってしまっているのではないか? KT♀は私のためにではなく、ノルマを達成する仕事のように、ただそのためだけに脱ぎ、私は動揺して写真がぶれないよう、ドキドキ感をなるべく押し殺してシャッターを切るくり返し。 当初の目的の正反対に進んでいる事に気がつきはじめました。 今から軌道修正できるのか?サイトのためにではなく、私達のための露出プレイを。 それを確かめるべく今回の撮影に望みました。 札幌駅の人ごみの中、チラリと胸だしから(右サムネイル上参照) 最近の魅せる為の露出ではなく、ちょっとドキドキしてみようか?というくらいの軽い露出。 KT♀は昔を思い出すかのようにドキドキとしながら照れ笑い。 しかし私は正直退屈でした。ドキドキもしなければ、サイト的にもおいしくないな・・としか思えませんでした。 「・・・面白くない。」思わず口から出た言葉。 「じゃあ何がしたいの?何を求めてるの?」 私の言葉に苛立ちを感じるKT♀。 何も言い返すことが出来ない私。もうわからなかった。 二人共ドキドキして、それでいてKT♀が辛くなくて、二人で笑いながら走って逃げて、お酒を飲みながら冗談を言いつつ・・ そうなるためにどうしたらいいのかがわかりません。 とりあえず人気のない場所へ行ってみた。ここならKT♀もそれほど辛い思いはしないはず。 そして私を満足させるべく、チラ見せではなく、上着をすべて脱ぎ捨てさせました(右サムネイル二段目参照) ちょっと暗いけどいい感じ。 でもどうせなら車か人でも通れば・・と思っていると一人の歩行者。 ここで昔なら、すぐさま服を拾い上げ、家の影に二人で走りこんで服を着ながら笑ってキスでもしていたところ。 しかし私が発した言葉は、「逃げるな!」でした。 困惑しつつ歩道に寄り、泣きそうになりながら服を着るKT♀(右サムネイル三段目) |
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今考えてみれば、どう考えてみても狂ってしまったのは私の方。 ただこの時は「なぜ隠れる?!」と、KT♀の気持ちも考えず怒鳴っていました。 私は苛立ったまま、KT♀を某有名電器店の入口までつれてきました。 そして「遠くで見てるからここでブラをつけろ。それで帰る。」と怒りをぶつけるようにKT♀に言いました。 自動ドアの外から見ると、KT♀は相当困惑した様子。外にも中にも大勢の人々。 どうもKT♀の様子がおかしいので近寄ってみると、笑顔は見せているものの、目にはうっすらと涙が(右サムネイル四段目五段目六段目参照) ああ・・すでに私は当初の今日の目的を忘れていました。 「ごめん。」と言うとKT♀は首を横に振って答えてくれました。 寒いというKT♀に私の上着を貸し、少し笑顔が戻るKT♀。 バスに乗り友人宅へ。 もうすぐ友人宅へ着くという時、KT♀が 「あー寒いから早く行かないとおしっこ洩れちゃいそ〜。」と言いました。 ここで私はまたいつもの悪いくせが出てしまいます。 「じゃーここでしちゃえよ。面白いし。」 「・・え?!でも・・」 「いいから早くして行こう。寒いし。」 KT♀は愕然としながらゆっくりとしゃがみ、うなだれたまま放尿を開始しました(右サムネイル七段目参照) その時自転車が通り、私的には大満足。 KT♀はというと、放尿が終ってもうなだれたまま一向に立ち上がろうとはしません(右サムネイル八段目参照) 「何やってんの?早く行こう。」と私が言った時でした。 「あはははははははは!」 大爆笑しながらKT♀は立ち上がりました。 しかしボロボロと泣いています(右サムネイル下参照) 「はーっははははは・・・ははははは・・・」 ついに狂った。本当にそう思いました。そしてこのままでは人がきてしまいます。何をしていたのかと聞かれるとまずい。 「大丈夫か?」と肩に手をかけるとその手を振り払い、 「心配もしてないくせに何が「大丈夫か?」よ!あなたが心配してるのは私じゃなく自分の立場でしょ?あなたはいつもそう!私のことなんかこれっぽっちも考えてくれない!私はあなたの何なの?オモチャ?あははははは!」 色々口喧嘩はするも、常に献身的だったKT♀がこの日を境に変わりました。 露出プレイに対する嫌悪感は変わらないものの、私のために脱ぐという考え自体が消えてしまったのです。すべてが狂った。 これをどう修復すればいいのか? ここから暗中模索の状態が始まりました。 |